バイク乗りの憧れの地、北海道へバイクツーリングについに行って来ました。8月10日の夕方出発から、16日深夜帰宅までの道中の様子や初めて北海道バイクツーリングに行く方に役立つ情報をご紹介したいと思います。いよいよ小樽港より北海道に上陸し、明朝より一路北上して稚内、そして利尻島を目指します。
小樽でまずは1泊
舞鶴港~小樽港の新日本海フェリーは、小樽港への到着が20:30でした。従いまして、この日は小樽にゲストハウスを予約し、明日は稚内までバイクで320km走り、そこから夕方のフェリーで利尻島に渡る計画です。
小樽でお世話になったゲストハウスは、蔦の生い茂った石垣の上にある杜の樹さん。朝、起きると残念なことに小雨が降っていました。1月にバイクが納車されて以来、一度も雨の日に乗ったことがなかったのですが、いきなり北海道初日から雨の洗礼を受けてしまいました。(笑)
オロロンラインを北上
北海道の日本海側を北上し、稚内まで到達する道路をオロロンラインと言います。ライダーからは絶景ロードとして有名です。小樽を朝、8時過ぎに出発した時には降っていた雨もやみ、休憩した道の駅 石狩 あいろーど厚田では、すっかり良い天気になり、カッパを脱ぎました。朝9時前にも関わらず、大勢のお客さんが、9時の開店を待っていました。ライダーも沢山いました。
道の駅の前にある公園から、日本海の眺めです。
増毛で海鮮ちらしに舌鼓
お昼前に増毛(ましけ)町に着きました。ここは数年前に、鉄道が廃止になった町で駅前に駐車場があります。ここにバイクを止めて、ランチを取ろうと近くを歩き、お寿司のまつくらさんを訪問しました。
海鮮系のランチが食べられるであろう、とテキトーに選んだのですが、ここの海鮮ちらし丼(3,000円)がとてもボリュームがあって美味しかったです。
お盆休みということもあって、大混雑していました。バイクで通りかかった時は、オープンまで10数人並んでいましたが、私が歩いて通りかかると、既にオープンしていてすんなり席に着くことが出来ました。ところが、2階へ通されるほど混雑し、注文の品が出て来るまでおよそ40分…。普段はこれほどの混雑はないのでしょうね。少し気の毒にも思いました。(下の写真は、食後、店を出た時の行列の様子です。)
映画のロケ地を観光
折角、増毛で寄り道したので、少しだけ観光を。駅後近く(かつては駅前)に、風待食堂という、映画「駅ステーション」のロケ地が残されています。高倉健さん主演、倍賞千恵子さんがヒロインです。以前、増毛に来たことがあるのですが、映画で「予習」しました。(笑)
かつての日本(男児?)の価値観を形成したとも言える、高倉健さん。素敵ですね。
倍賞千恵子さん演じる食堂の女将が切り盛りする店内。
オロロンラインの風力発電
夕方には、稚内からフェリーに乗らねばならないため、先を急ぎます。途中、小平町で給油をはさみ、道の駅てしお(天塩)で2度目の休憩です。バイカーが多いですね。
そしてやって来ました、オトンルイ風力発電。オロロンライン沿線に並ぶ風力発電は見応えがあります。この日は天気がイマイチで、残念ではありましたが。
せっかくなので、バイクと一緒にパチリ。
日本海をバックにパチリ。
稚内からフェリーで利尻島へ
15時50頃、ようやく稚内港フェリーターミナルに到着しました。休憩をはさんで約8時間。長かったのですが、初日なのでそこまで疲れずに来れました。ここから、16:40発の利尻島、鴛泊港(おしどまり)行きのフェリーに乗ります。料金は、バイク(250cc)と大人一人で8,180円…。少々お高い、と思いつつここまで来たのだから、利尻島をバイクで走りたい!と乗り込みます。
自転車で日本一周している若者も乗船。
出発すると、天気が良くなってきました。
利尻富士が見えて来て、気持ちが高鳴ります。
隣の礼文島もお日様があたってよく見えます。
本日の宿泊は、利尻島の西側の沓形という街にある宿なので、夕焼けが見えるのでは?と期待していたのですが、何やら雲が、もくもくと…。
利尻島上陸!
鴛泊港に18:40到着です。実は、高校3年生の時に、利尻島に来たことがあるのです。日帰りでとんぼ返りでしたが。フェリーターミナルもすっかり新しくなっています。
しかし!フェリーターミナルの向かいにあるお店(下写真の右側)は、昔の建物のままのようで、懐かしさ(と言っても覚えているわけではないのですが)のあるお店が並んでいました。
ターミナルの向こうには、ペシ岬と呼ばれる印象的な山が見えます。日暮れまでに宿に向かいます。レッツラゴー!
利尻島の夕日が見れた!
フェリーからは西の空に雲が見えていたので夕日は諦めていたのですが、沓形の街に近づくと、雲の合間からなんと夕日を見ることが出来ました。広い日本海に沈む夕陽…、美しい。そうそう、自分のバイクも一緒に写真を…と思った時には既に陽が沈んでいました…(涙)宿にチェックインして温泉に浸かることにします。
コメント