アクロス山、再び

　福岡市天神の真ん中にあるアクロス福岡は、ビルの公園化、緑化に取り組んだ先進的なビルで、屋上まで登山できるように設計されています。築25年の歳月が過ぎ、すっかり緑あふれる山となりました。２月に初めて上ったのですが、お勧めは桜の季節と、今の新緑の季節がやはり良いですね。

　４０4段（上り口によっては４０５段）の階段を登ったかいがありますので、是非、皆さんもどうぞう。ただし、開園は土日祝日の10:00～16:00ｍでとなっていますのでご注意を。

高さ６０ｍ、見晴らし最高

　アクロス山の魅力は、何と言ってもその眺望です。福岡市は、空港が近いため高さ制限があるので、都心とはいえ、ビルはおよそ１４階建てまでとなっています。そのため、屋上からは、博多湾、海の中道、志賀島、能古島、福岡タワー、ベイサイドプレイスなど３６０℃のパノラマが楽しめます。

　目の前には、天神中央公園の芝が青々として美しいです。桜の季節は、桜がきれいなのでしょうね。

　７６種３万７千本の植樹が、１０年で１２０種、４万本にまで増えたそうです。現在、２５年・・・ですから、さらに増えているのではないでしょうか。登山道の階段も、木漏れ日が美しくなっています。

　　屋上には、ベンチもあって上がった息を整えられます。ただし、日陰がありませんので、これからの季節は暑さ対策が必要ですね。もちろん、自販機はありません。

周囲には

　天神ビックバンの再開発によるビルが建設中です。２月に比べ、だいぶ進みました。高さ制限のある福岡ですが、これは特区による規制緩和でより高いビルに生まれ変わります。

　こちらの写真は、春吉橋です。天神地区と中州を結ぶ国体道路の橋で、現在、架け替え事業中でＳ字にカーブした仮橋となっています。いずれ、完成すればなくなってしまう風景です。

いかがだったでしょうか。都心に、オフィスビルと緑の融合を試みた先進的な取り組みであったアクロス福岡。その試みは成功と言えるのではないでしょうか。個人的には、４月、５月の新緑の美しい今の季節が最も好きです。暑くなる前に、是非、訪れてみてはいかがでしょうか。健康にも良いですよ。