宮崎駅ではアミュプラザ宮崎というJR九州による駅ビル開発が来月11月20日にオープンします。厳密には駅ビルでなく駅前ビルになります。また、通りを挟んだ向かいにもアミュプラザやま館が建設され、駅に隣接するうみ館とツインビルという形でオープン。宮崎駅構内の飲食店街がリニューアルされ、ひむか きらめき市場(34店舗)が10月14日に先行オープンしました。
中心地から500m離れた宮崎駅
JR宮崎駅は中心地から少し離れているのもあって、車社会の宮崎ではますます鉄道利用者が少ない状況でした。そのため、JR日豊本線を走る鉄道は他の路線での「お古」の車両が良く使われています。1日の乗降客数は1万人/日程度で、これは以前私が住んでいた、東京の郊外である埼玉県浦和市の武蔵野線東浦和駅(皆さんご存じないと思いますが)の約4万人/日に比べ、県庁所在地の最も大きい駅にも関わらず少ないことが想像できるかと思います。
駅周辺活性化の起爆剤
宮崎駅周辺には以前バスターミナルが出来たのですが、駅やバス利用者が利用するくらいで、人を集客するほどの商業施設はありませんでした。そのため、駅から中心市街地の橘通りまでの広島商店街はシャッター街となり、所々、建物を壊して駐車場になるなど歯抜け状態になっていました。
ところが、アミュプラザの建設のおかげでしょうか、広島商店街にも新しい店が出来ており、今後、宮崎駅~広島商店街~橘通りのルートが活性化することを期待します。
宮崎へは鉄道で訪問するのも楽しくなりそうですね。これによって鉄道利用者が増えて、利用者減少で鉄道維持が難しくなっているJR九州が、各地の路線存続ができるようになると良いのですが。
若草通りの蜂楽饅頭
駅から橘通りに向かって広島通りを通り抜けるて、若草通りに入った左手に「蜂楽饅頭」という老舗の大判焼きのお店があります。ここはよく行列が出来ていて、10個、20個とまとめ買いをする方の多いようです。せっかくなので一つ頂いてみました。(黒あん、白あんともに100円)店の奥にはイートインスペースがあって、お茶や冷水も頂けます。
人気なだけがあって、材料にこだわったあんこ(北海道産の小豆)がぎっしり入っているだけでなく、生地も均一で抜群な焼き加減で、これまで食べた大判焼きの中で最もおいしかったです。名前にあるように蜂蜜をつかっているのでしょうか、甘さも程よくベストバランスの逸品です。
また、それほど広くない店舗にも関わらず、年配の女性が沢山(7~8人ほど)働いており、地元の雇用にも貢献していると思いました。
最後に
実は昔、宮崎市の中心市街地の活性化に関わる仕事をしていたこともあり、徐々に宮崎の中心市街地に賑わいが戻るのを密かに期待しています。今後も、継続して注視していきたいと思っています。