高松に住んでいるなら、瀬戸内海の島々を堪能したい。そう思って、時々出かけています。今回は、讃岐うどんの出汁の決め手、いりこの産地である、伊吹島を訪問しました。
いりこのブランド
伊吹島は、瀬戸内海でとれたいりこを鮮度良く加工することで、味の評判を産み、ブランド化に成功したのだそうです。
島の沿岸には、採れたてのいりこを船から吸い上げる施設が並んでいます。
島の特徴
伊吹島は、平地がほとんどなく、港からすぐ坂道となっています。山の上に学校が見えます。
なので、港には原チャリだらけです。なお、レンタサイクルやレンタルバイクなども見当たりません…、というか商店すらも見当たりません…。
坂道
港から早速坂道を登って、振り返ります。ちなみに電線に巻き付いているのは、四国88箇所のお札だとか…。
途中、すごい石垣を見つけました。
港には猫が多いですね。
向こうに霞んで見えるのは、愛媛県の四国中央市と新居浜市になります。出港した観音寺市は、左手の方になります。
島を散策
旧小学校にある、「トイレの家」瀬戸内芸術祭で作られたアートのようです。
電気が開通したのは、昭和42年だそうです。
瀬戸内海らしく、柑橘系が実っています。太陽の光が一杯です。
こちらは、公民館。木造というのが味がありますね。
島の路地
伊吹島の道路は、このように車が通れない路地しかありません。ですので、原チャリが島民の足となっています。まるで迷路のようです。
旧旧小学校の跡地が資料館
ものすごく古い建物と思ったら、かつて小学校だった建物で、島の漁業や農業について、資料が展示されていました。かつて、台風で何度も港が全壊したそうです。
現在の、小中学校
近代的な建物です。桜がまだきれいに咲いていました。
島に似つかわしくない、新しいアパート。赴任してきた学校の先生のための住居でしょうか???
島の北側に来ると、お花畑と瀬戸内海の絶景が待っていました。
車が通れる道路は、島の外周のこの道のみです。
貴重な蝶、アサギマダラの飛来地だそうです。宮崎にも飛来するとのことで、平和台公園というところに、わざわざ蝶を観に来た人がいたのを思い出しました。ちょうど、この時、蝶を見たのですが、写真に収めることが出来ませんでした、蝶は動きが速いですね(笑)
伊吹島の方言には、平安時代の言葉が残っているということを、国語学者の金田一先生が学校で発表されたそうです。その記念碑とのことです。この島を故郷に持つことは幸せなこと…、そんな句になっています。
伊吹島がいりこの島になった理由
この日の気温は23度。島内の坂道を歩いて、暑くなって来たので飲み物を探したのですが、お店もなく、港にあった一台の自販機。ありがたや~。
最後に
伊吹島を後にします。島の滞在時間は、1時間半程度。島の奥まではいけなかったのですが、十分、島を堪能できました。また、途中、島のおばあさんに声を掛けられ「29日にお祭りがあるから、その時にくればいい」と誘って頂きました。こんな、コミュニケーションも島旅の魅力の一つですね。