正直に告白しますと、九州に来るまでちゃんぽんを食べたことがありませんでした。そんな私ですが、九州ですっかりちゃんぽんに魅了され、とりわけ全国でチェーン展開されるリンガーハットについてその魅力を語らせて頂きます。
毎日食べられるリンガーハットのちゃんぽん
ちゃんぽんは長崎の名物料理ですが、全国にちゃんぽんを広めたのはリンガーハットの功績ではないかと勝手に思っています。今や、北海道から沖縄まで店舗展開され、多くの人にちゃんぽんは知られています。その味についてももはや語る必要はなさそうですね。
本場長崎に行くと、ちゃんぽん発祥の店「四海楼」をはじめ多くの名店がありますが、スープは関東や関西の人にとっては少々甘めの味付けに感じられます。それに対して、リンガーハットのちゃんぽんは甘さ抑え目で万人に受け入れられる、毎日食べても飽きない味付けと思います。このようなご当地料理の全国チェーン店は、地元人からすると、あまり快く思われていないケースが少なくないのですが、リンガーハットは地元長崎県民も認める、というより愛されている稀有な存在かも知れません。
完全バランス食、ちゃんぽん
ちゃんぽんの発祥は、中国からの留学生に栄養満点でボリュームのある食べ物を提供した料理といわれています。そのためか、リンガーハットのちゃんぽんは10種類もの具材が入っていると聞きました。今回、改めて調べてみると、キャベツ、人参、玉ねぎ、コーン、豚肉、えび、きくらげ、さつま揚げ、かまぼこ、ネギが入っていて、野菜だけで255g、麺200g、642キロカロリーとなっています。野菜が不足気味な独り暮らしにピッタリの料理だと勝手に思っています。(さらに言うと、国産野菜100%を達成しています。)
どこででも食べらる
「どこでも食べられる」とは少々誇張が入っておりますが、2020年11月現在で福井県以外を除く46都道府県に店舗展開をしています。ちなみに、福岡県では69店舗、東京ではなんと84店舗も展開されており、長崎県の28店舗を大きく凌駕するまでに。
手ごろな価格
これだけ味がよく、野菜も多く摂取できるちゃんぽんが、現在税込み650円(コロナ禍前は、福岡価格は税込み616円)と非常にリーズナブルな価格で提供されていることも私が支持する点です。美味しくて体にも良い食べ物を手ごろな価格で提供する…、ということは、幸せと健康を誰もが手の届く価格で皆に提供するという、なんと素晴らしいお仕事なのでしょう。
やりすぎなポイント制度
リンガーハットのポイント制度は、「Zeetle(ジートル)」というスマホアプリをインストールして、来店ごとに電子スタンプが押されます。スタンプ5個で「餃子3個」を、さらに5個たまって10個に到達すると「ちゃんぽんor皿うどんが一杯」サービスされます。餃子3個をもらってもスタンプが0に戻らず、ちゃんぽんをもらうまでの途中でもらえるという太っ腹なサービスです。
また更に、スタンプ3倍キャンペーンなども年に数回実施されており、3回来店すれば9個のスタンプがたまり、ちゃんぽんまでもう一息というところまで行ってしまいます。これはさすがに過剰なサービスでは、と思うほどです。
個人的に
コロナ禍でなくなったサービスですが、ちゃんぽんの麺大盛無料サービスもありました。(1.5倍、2倍まで無料!)若者にとってはなくなって残念なサービスですが、手ごろな価格でポイント制度もあるので、もう十分なサービスではないかと思っています。
以前のオフィスでは、昼食時にビルの下にリンガーハットがテイクアウト用の皿うどん(税込み500円)を売りに来ており、週に一度はお世話になっておりました。その節はどうもありがとうございました。これからも、どうぞよろしくお願い致します。