長崎県、熊本県、鹿児島県を橋で結ぶ三県架橋の構想をご存じの方は少ないと思います。長崎県の島原半島と熊本県の天草地域、そして鹿児島県の長島を橋で結ぼうという構想です。現在は、フェリーで結ばれていて、橋でつながれば、今は高速道路では佐賀県の鳥栖ジャンクションを経由する遠回りが、かなりショートカットされ、長崎県と鹿児島県が非常に近くなります。
出典:三和フェリーHPより
現在のフェリーに乗船(口之津港~鬼池港)
先日、仕事で長崎から天草への移動で口之津~鬼池のフェリーを利用しました。のどかな口之津港は周囲を山に囲まれ、この時期桜が咲いていました。天草四郎をリーダーにおこった島原の乱の舞台であったことは、遠い昔であるように穏やかな春が感じられます。
口之津港のフェリー乗り場は新しくなっています。
乗船する船
昔のフェリー乗り場
フェリーの移動は30分
天草地域が見えていますので、橋を架ける構想も分からなくもないです。生活交通としての補助が出ているのでしょうか、料金は大人400円、車1台2,890円(全長4~5m)と意外と安いです。
詳しくは島原鉄道のHPをご覧下さい。
この辺りはイルカウォッチングのメッカです
港からは、ランドマークになるアーチ橋が見えます。
熊本~鹿児島のフェリーも30分
熊本県の牛深港~鹿児島県の蔵之元港は、三和フェリーという会社が運行しています。所要時間は、やはり30分だそうです。
つながると大きな流動の変化が期待
長崎県、鹿児島県ともそれぞれ西の端、南の端に位置しているため、隣接県が少なく交流が限定てきとなっていると言えるのではないでしょうか?また、長崎県~鹿児島県は、そもそも心理的に遠いイメージが定着しているのではないかとも考えられます。そこが橋でつながると、新たな交流が生まれるのでは?と個人的に勝手に期待しています。