高松市内にある手打ちの中国式ラーメンの老舗「木蘭」(むーらん)。高松に再び赴任したので、懐かしい店巡りをしています。そんな中、店内では不思議な光景が。
いかにも老舗な外観
昭和を感じさせる古いお店です。高松三越のすぐ裏にあります。
「野菜ラーメン」というメニューのタンメン
近頃歳をとったからでしょうか。味覚の嗜好に変化が。かつてはミョウガなど不要と思っていたのが、「夏を感じる一品」に変化し、ラーメンなら肉の多いチャーシュー麺で、わざわざ野菜のタンメンを食べるなんて…などと思っていたのですが、鶏がらと野菜の出汁の効いた「タンメン」が無性に食べたくなりました。野菜の旨味がたまりませんね。(←歳をとったせい?)
高校野球は地元愛を確認するエンターテイメント!
厨房を取り囲むカウンターのみの店内に入ると、蜜をさけるため、お客さんのグループ間では一席空けて皆さん座っており、およそ7割程度の状況でしたでしょうか。しかし、その視線はすべて店内のテレビにくぎ付け。お店の大将もちょいちょい気にしている模様…。香川県代表の高松商高が、智辯和歌山高とちょうど試合をしていたのです。
1vs4で負けていた状況で、中には熱くなって「ん~、行け!」など声を漏らす年配者も。このような光景は、東京や大阪などの大都市圏ではほとんど見られない状況で、地方ならではの光景ではないでしょうか。
この時にふっと高校野球がなぜここまで皆に愛されているのかが、分かったような気がしました。それは地元のナショナリズム?を刺激するエンターテイメントが、高校野球から始まったためではないかということです。
日本における野球の歴史は、実はプロ野球ではなく大学野球だったのです。また、甲子園球場は、高校野球の全国大会のために作られた球場であるなど高校野球の歴史も古く、他のスポーツに比べて、古くから地元を応援するスポーツとして登場し、歴史を重ねるとともに、応援など独特の文化を形成して発展したため、より洗練されたエンターテイメントとして確立したからではないでしょうか。
私も乗っかってみることに
かつて高校球児であった私も、せっかくの地方生活を楽しむべく、地元高校や地元プロスポーツ・チームを応援してみたいと思います。