消えゆく昭和の街と、期待される再開発

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 福岡の中心地天神では、「天神ビックバン」という再開発が進んでいます。空港が近い福岡では高さ制限があって、ビルは14階建てくらいに抑えらえれていました。

解体工事中の天神コア。天神の中心地、渡辺通りはそれほど高いビルはありません。

 しかし、昨今の特区を活用し、規制緩和によって容積率(面積に対する建物高さ制限)が大きくなり、商業面積が大きくできることで建替えを促す政策が行われています。

一足先に解体工事が進む福岡ビル
解体工事と同時に新たなビルの建設も進みます

 それにより、天神地区の建て替えが進み、経済が活性化されることが期待できます。一方、懐かしい昭和の街はどんどん消えています。おそらく、これは福岡に限らず、昭和40~50年代に建設された建物の更新時期(築40~50年)に来ていることも重なっています。

 もつ鍋の有名店「楽天地」のあった「昭和」の路地裏。天神地区で320円という破格で食べられるラーメン膳も、学生さんなどの若者に人気でした。そんな若かりし思い出も消えようとしています。

昭和の街を見届けておきましょう

 福岡に限らず、日本全国再開発ラッシュです。とりわけ駅ビルや駅周辺開発が進んでいます。北海道の主要駅も新しくリニューアルされ利便性が高まる一方、かつての旅情は失われつつあります。機能性の更新や経済活性化に不可欠な再開発は将来への期待であり、希望でもあります。消えゆく昭和の街や路地は時代の淘汰で致し方ない所ですが、今のうちに見届けて置き、写真に収めておきたいものです。

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