気軽に楽しめる、古湯温泉

　福岡県から佐賀県に入った所に「古湯温泉」という歴史ある温泉までドライブへ。福岡市内から車で1時間少々。小さな温泉街は、日帰りドライブに特にお勧めです。

古湯温泉

温泉街は、石畳が敷いてあり風情があります。お店は多くはありません。

足湯もありますので、温泉入らずとも温泉を楽しめます。

　今回は、九州８８湯にも登録されている「鶴霊泉」（大人1,000円）に立ち寄り湯です。源泉が36度と低く、沸かし直しの湯舟と源泉掛け流しのぬる湯と２層の湯舟がありました。露天風呂がないのが残念！源泉掛け流しの床には砂が敷いてあり、砂湯ということのようです。踏み心地に不思議な癒し効果を感じました。

　江戸時代に足に傷を負った鶴が脛を浸して傷を癒し、数日後に飛び去った所から湯が湧いていたことから、その湯が「鶴霊泉」と呼ばれるようになったのだとか。いわゆる、湯治の湯ということからも泉質が良いと思われます。実際、お湯はぬるぬると気持ちの良い湯です。

　館内からは、今の時期、新緑が美しく、秋にはきっと紅葉が美しいのでしょう。喫茶スペースが、眺めの良い窓際に並んでいました。

大浴場は、地下にあります。と言っても崖の傾斜地に立っているので、こちらが１Fなのかもです。

今回は、同行者の愛車ビートルでドライブです。気分も上がります。

　鶴霊泉の周辺は、温泉旅館が密集しています。コンパクトなエリアですが、味のある旅館街ですので、一通り散策するのも楽しいです。

素敵な川も流れています。

　古湯温泉は、気軽に楽しめる温泉で、近くには370円で入れる源泉掛け流しの英龍温泉も地元の人で賑わっています。また、1984年から始まった、歴史ある古湯映画祭もあり、毎年、様々なゲストが来てトークショーが楽しめます。ちなみに私が行った時は、俳優の田中要次さんがゲストでした。

　また、福岡から古湯温泉までは、国道263号を通り三瀬トンネル（有料）を利用しますが、道中には様々な観光施設が点在していますので、こちらも楽しめます。直売所が私のお気に入りとなっています。

　皆さんも、お暇な時間ありましたら、「古湯温泉にでも行ってみるか」と足を運んでみてはいかがでしょうか。