長崎県というと、オランダ文化が融合する市内、ハウステンボスで有名な佐世保市、雲仙温泉などのある島原半島が思い浮かぶところですが、長崎県の人口第3位の都市、諫早市の見どころをご紹介します。なかなか行く用事はありませんよね。有名な出身者は、オリンピックの体操金メダリストの内村航平選手です。
・新幹線開業に合わせたJR諫早駅の再開発 ・昭和レトロの残るバスターミナル ・日本の歴史公園100選に選ばれた諫早公園 ・本名川に沿った歴史ある繁華街
長崎新幹線の開業に向けて開発進むJR諫早駅
2022年の長崎新幹線の開業に向け、再開発が進む諫早駅。さすがに駅ビルはできませんが、隣にはホテルが建設され、更にその隣にの建設中マンションは「完売御礼」。勢いを感じさせます。諫早~島原を結ぶローカル線、島原鉄道の駅も合せて綺麗に生まれ変わりました。島原鉄道は、日本で最初に蒸気機関車が走ったのだとか。
昭和レトロのバスターミナル
JR長崎駅のバスターミナルも昭和レトロの雰囲気が残っていますが、再建が決まっています。諫早駅のバスターミナルはJR諫早駅の改築に合わせた改築は行われない模様です。残された昭和レトロなバスターミナルをご覧になりたい方には、お勧めのスポットです。2Fにあるショッピングセンターは、百円ショップのキャン・デューのほかは、ほとんどが高齢者向けの衣料品店が占めています。ショッピングセンターから、前面交差点の横断歩道橋とつながっているのですが、駅までつながっていないのが残念です。
眼鏡橋が見どころの諫早公園
眼鏡橋というと長崎市内が有名ですが、ここ諫早市にも立派な眼鏡橋が諫早公園にあります。目の前の流れる一級河川本名川(ほんみょうがわ)がよく氾濫し、城主が「洪水に流されない橋を」ということで作られた石橋で、今は公園に移設され、池を渡る橋となっています。道路を挟んだ向こうには、なぜか眼鏡橋のミニチュアの石橋があるのは何故でしょうか…?
諫早市の中心市街地
諫早市の繁華街は、本名川に沿った本諫早駅周辺(市役所など中心地)~JR諫早駅にかけてのエリアとなっています。本諫早地区には、長いアーケード街もあります。コロナの影響か、いつものことか、繁華街にも関わらず、人気が少なくなっています。その一方、多良街道、島原街道の交通の要衝であった諫早は古くから栄え、昔ながらの古い建物も見られます。また、福田屋をはじめとする、歴史あるうなぎ屋さんも諫早の特徴の一つです。
最後に
これといったメジャーな観光地や名物グルメのない諫早市ですが、古くから街が形成された歴史を感じさせ、自転車道や遊歩道なども整備され、昭和レトロもまだ残る穏やかな地方都市の魅力があります。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?
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